25.0cm は靴の長さではなく足の長さです
日本の靴サイズは JIS S 5037 でラベルサイズを 足長 = 足入れサイズ と定義しています。つまり「25.0」は靴の全長ではなく、その靴が合う足の長さです。足を測って 25.0cm なら選ぶのは 25.0 です。韓国の mm 表記も同じモンドポイント系で、KR mm = JP cm × 10 がそのまま成り立ちます。
ここで一番多い間違いが起きます。「ゆとりを 10mm 足して 26.0 を選ぶ」という案内をそのまま実行すると 二重に足すことになります。捨て寸はすでにメーカーの木型に入っています。足幅が広い、厚手の靴下を履く、といった事情があるなら 5mm アップまでを検討し、それ以上はブランドの実測表で判断してください。
EU は事情が違います。パリポイント(2/3cm)で木型の長さを測る体系なので EU ≈ 1.5 × 足長 + 2 となり、この「+2」がすでにゆとり分です。UK/US はバーレイコーン(1/3インチ)なので計算の出発点からして別物です。だからラベル同士を直接変換すると誤差が積み重なります。この道具がサイズではなく足長を尋ねるのはそのためです。
足囲の 2E・3E は「自分の足長の行」で読む
JIS の幅表記は足囲(足のぐるりの周長)で A・B・C・D・E・2E・3E・4E・5E(F)・6E(G) と並びます。等級が 1 段上がるとおよそ足囲 +6mm です。
注意すべきなのは、同じ 3E でも足長が違えば実際の足囲の値が違うという点です。3E は「足長 24.0cm なら足囲 何 mm」という二次元の表であって、単独の数値ではありません。ブランドの表を見るときは必ず自分の足長の行を横に辿ってください。JIS の対応範囲は男性 20.0〜30.0cm、女性 19.5〜27.0cm、子ども 10.5〜26.0cm です。
衣類の号数と、S/M/L が小さい話
女性服の号数は JIS L 4005:2023 が定めています。標準は 9R = バスト83 / ヒップ91 / 身長158cm。身長記号は PP 142 / P 150 / R 158 / T 166、体型記号は A が標準で Y はヒップ −4、AB は +4、B は +8cm です。
号数の間隔が一定でない点は覚えておく価値があります。3R から 15R までは 3cm 刻みですが、17R からは 4cm 刻みになります。計算式にできないので、この道具も表を引いています。
そして 日本の S/M/L は小さめです。JIS の M はバスト 79〜87cm で、ヨーロッパの DE 36〜38、つまり国際的な S にあたります。海外ブランドの日本サイズ表記を見るときも、逆に日本ブランドを海外向けに読むときも、一段のずれを想定してください。
測り方と、最後にひとつ
夕方に測ります。一日でむくみ、朝より最大 5% 長くなります。普段の靴下を履き、壁に紙を貼ってかかとを壁につけ、立って体重をかけた状態で測ってください。座ると短く出ます。鉛筆は床に垂直に立て、いちばん長い指の先に印をつけます(親指とは限りません)。両足測って大きいほうを採用し、左右 5mm の差は正常です。
この換算は国際標準の計算式です。足長 27.0cm で Nike は US メンズ 9、計算式は 10 を出します。購入前にブランド公式表の cm 欄を必ず確認してください。