棒針の号数には式があり、かぎ針にはない
棒針の号数は 0号 = 2.1 mm から 0.3 mm ずつきれいに増えて、15号(6.6 mm)で終わります。つまり mm = 2.1 + 0.3 × 号 で計算できます。16号以上は存在せず、そこから先は号ではなく「ジャンボ○mm」とミリで直接呼びます。
かぎ針はまったく別物です。2.0 → 2.3 → 2.5 → 3.0 → 3.5 → 4.0 → 4.5 → 5.0 → 6.0 と刻みが不規則で、式にはできません。とくに 9/0号は存在せず、8/0号(5.0 mm)の次がいきなり 10/0号(6.0 mm)になります。4.5 mm には 7.5/0号 という変則的な名前がついています。棒針の式をかぎ針に当てはめると必ずずれます。
レース針はさらに向きが逆です。号数が大きいほど細くなり、偶数号しかありません。0号が 1.75 mm、14号が 0.5 mm です。
号数と海外規格はほとんど一致しない
2.1・2.4・2.7・3.3・3.6 mm といった値は欧米の規格に存在しません。完全に一致するのは 3.0・4.5・6.0 mm の三つだけです。海外のパターンで「US 7」と書かれていても、それは 4.5 mm =日本の8号にあたる、という近似だと考えてください。だからこの換算表はミリを基準に組んであります。糸玉のラベルで確かめるべきなのも号数ではなくミリです。
ゲージは10cm四方、そして測り方が9割
ゲージ表記は日本では常に「10cm四方 = ○目 ○段」です。インチは使いません。ただし数字そのものより、測り方のほうが結果を左右します。
測る面積より大きく編むこと。 10×10 cm ちょうどでは端が丸まって使えません。最低でも 15×15 cm、目数はパターンの1.5倍ほど作り目します。
必ず水通し・ブロッキングをしてから測ること。 そして仕上げた直後に測らないでください。ピンを外して乾かしたあと、さらに12〜24時間置いてから測ります。編み地は見た目に乾いたあとも緩み続けるので、ブロッキング直後の数値は実際より詰まって出ます。
中央で測ること。 端から3〜4目は無視して、真ん中に定規を当てて10cm内の目を数えます。
糸の太さの分類は互換表ではない
CYC(米国の規格団体)がはっきり述べています。同じ「並太」「Medium(4)」の分類でも、糸が違えばゲージは変わります。分類は最初にどの号数を手に取るかの目安であって、糸を置き換えてよいという保証ではありません。必ずゲージを編んでください。
使用量は幅で考える
手加減・編み方・糸の種類が重なると、実際の使用量は30%以上変わります。かぎ針は同じ作品でも棒針より約1.3倍使います。
買い足しは必ず同じロット番号で。ロットが違うと色の差が出て、最後の数段に混ぜても隠せません。すでに違うロットしかないときは、2玉を2段ずつ交互に編むと境目が消えます。